Effective C++ 第3版読んだ

Effective C++ 第3版 (ADDISON-WESLEY PROFESSIONAL COMPUTI)

Effective C++ 第3版 (ADDISON-WESLEY PROFESSIONAL COMPUTI)

会社でCocos2d-x使うことになったので読んだ。

C++の学習は、C++ ポケットリファレンス読んだ程度なので、Effective C++読んだと言っても半分も理解してないと思う。

55項目の「こう書いたほうが良いよ〜」で構成されてるんだけど、各項のタイトルにトピック、最後にまとめが載ってるので、取り急ぎひと通り把握したい人は最初と最後だけ読めばいいと思う。

ちゃんと読んだほうが理解が深まるんだけど、読んでも理解したと言えるほどの前提知識や経験を有していないと感じた。

半分も理解してないけど、読むタイミングとしては良いタイミングで読めたと思うし、良い書籍だと思う。今のプロジェクトが一段落ついて、次もCocos2d-x使う事になったら再読しようと思う。

本の内容とは関係ないんだけど、Cocos2d-xって業務や趣味でゲーム作る幅広い層に使われてるのに、なんでC++で書いたんだろうと思う。

Cocos2d-x自体は、Objective-CのMRCみたいなメモリ管理をしているから、全てそれに従えばまぁメモリリークとかは減らせるんだろうけど、それ以外にもC++は気をつけたほうがいい事柄が多い。

Cocos2d-x触り始めた頃に詰まったらググって解決したりしてたけど、Cocos2d-xの前にプログラミングの基礎から勉強したほうがいいんじゃないかってレベルの人もCocos2d-x触ってた。

Cocos2d-x自体は、cocos2d-x-3.0からC++11が使えるようになって、コーディングスタイルもC++の慣習に従うようになった。

2.x時代よりは、大分ましになってるんだけど、ドワンゴC++勉強会 #1 - connpassで少し触れられたように、C++erから見ると大分糞だと思う。(僕はC++erではない)

ゲーム作りたいけど言語の学習にコスト割きたくないならUnity使って欲しいし、Cocos2d-x使うならC++の学習にコスト割けるだけ割いて欲しい。Unity(というかC#)は無難なコード書けるようになるまでのコストは、C++に比べて大分低いと思う。

C++的に糞だからって、cocos2dx自体が糞って事になるわけじゃなくて、ゲームを作るツールとしてはとても優秀だと思う。まず無料だし、周辺ツールやノウハウも充実してる。また、オープンソースなので、ゲームフレームワークが中で何をやっているのかとかを読むことが出来て良い。

ただ、C++的な部分で詰まることが多いので、会社に一人C++er来ないかなーと思う次第。それかcocos2d-iphone+ApportableでiOS/Androidゲーム書きたい。