僕が考えた最強のAPIドキュメント生成

2023 追記

2023 年現在では、以下の文章では採用を見送っている OpenAPI を使えば OK という雰囲気です。

TL; DR

使ってるツールとかだいたいRuby製だけど、最終的にjsonに吐き出したりしてるから他の言語のWAFでも使える気がする。

背景

  • 以下を実施したプロジェクトの都合上、APIの実装でクライアントアプリの開発を止められない
    • プロジェクト開始からクライアントアプリ開発が本格的に始まるまでの2週間ほどで、全てのAPIエンドポイントの定義と、mockでJSONを返すようにしたかった
  • クライアントアプリ開発が始まる段階で一通りのAPIドキュメントの提供したかった
  • 過去に経験したプロジェクトで正しい情報が載っていないAPIドキュメントに苦しめられた経験があり、なるべくドキュメントと実装の整合性を保てる状態にしたかった
    • 今回はサーバーサイド開発だったが、以前はクライアントアプリ開発メインだったので、そういう問題が起こる諸々の都合を把握したり、解決したりする方法を探りたかった。
      • あとサーバーサイド開発初挑戦で、インフラとか整うまで暇を持て余していた。

他にも色々あったり記憶が歪められてる気もするけど、だいたいはこんなもんだと思う。

技術選定

ドキュメントフォーマット

以上の5つが割りと使われてそうなフォーマットに上がった。

最終的にはRAMLを使うことにしたんだけど、以下が選定理由。

autodoc

rspecからドキュメント生成するやつ。

リクエストパラメタとか諸々テストしつつ、それを元にドキュメント生成出来るので、大分良さそうという感想だったんだけど、実装よりも先にドキュメント用意したいという感じだったので見送った。

次が諸々の不都合が無いRailsプロジェクトでもautodocは使わないで、json_worldとr7kamura/rack-json_schemaでどうにかすると思う。社内の別プロジェクトでScalaやGoが使われているのもあって、特定の言語やWAFに依存しすぎるの良くないという感じ。

JSON Schema

単体のJSON定義するくらいなら出来なくもないけど、記法を覚えるコストが高くて、これで全てを書くのは無しだという感じになった。

users.jsonをuser.jsonとかreference使って書く方法がどう頑張っても分からなくて、gin0606/schaiというgemを作ったりした。 schaiはプロジェクト中盤まで現役で使ってたけど、json_worldに移行して、レスポンスのJSONJSON Schemaをjson_worldで生成するようになった。

なんで最初からjson_worldを使わなかったんだって感じだけど、当時はダメやんって思うことが何かあった気がするんだけど覚えてない。

サーバーがRubyJSON Schema使うならjson_world使おうって感じ。

API Blueprint

Markdown書いてAPIドキュメントとMockサーバー建てられるやつ。

記憶が曖昧なんだけど、JSONJSON Schemaを記載できる。

Apiary — Homeというサービスがあって、githubにドキュメント置いて、それからドキュメントとかMockサーバーとか作ってくれる。

Apiaryというサービス(会社)で使ってるし、直近でメンテされなくなる可能性とか低そうって思って、最初はAPI Blueprint導入してた。

Mockサーバー建ててくれるので、やりたいことに合致していて、ドキュメントに記載したJSON Schemaを元にnogates/vigiaとかcybertk/abaoを使ってドキュメントをJSON Schemaとの検証含めてテスト出来るかと思ったんだけど、出来なかったし、そんな書きやすくもなかったからやめた。

RAML

最終的に落ち着いたやつ。

http://raml.org/ 見れば分かるけどyaml書いてくやつ。

チャットワークAPIドキュメントで使われてる。

API Blueprintに比べて、APIのエンドポイントをyamlでツリーみたいに書いていけるので、だいぶ良かった。

説明とかが長いAPIあると、その下のエンドポイント書きづらいという問題もあるんだけど、ファイルを分けて書けたはずなので、そんな大きな問題にならないはず。

API Blueprintを止めた時点で、ドキュメントをそのまま使ってAPIとドキュメントの整合性を保とうという甘い考えを捨てて、レスポンスの整合性はrspecjson schema使って検証しようという感じになった。 ドキュメントをそのまま使ってAPIとドキュメントの整合性保てないなら、API BlueprintよりもRAMLのほうが断然書きやすいので、最終的にRAMLを使うことになった。

Swagger

なんか巨大すぎるしジャバやんみたいな雑な理由で全然調べずに止めた気がする。

雑すぎるので次API開発する機会あったらちゃんと調べたい。

ドキュメント生成

生成と言っても、RAMLなので結局手書きでAPIのドキュメントを書いてくことになる。

↓こんな感じのYAMLを書いていく。

schemas:
  - User: !include schemata/user.json

traits:
  - client_credentials:
      usage: Client Credentials Grantでアクセス可能なAPIに指定する
      headers:
        Authorization:
          description: OAuth 2.0 アクセストークン [Client Credentials Grant](http://openid-foundation-japan.github.io/rfc6749.ja.html#grant-client)
          type: string
          required: true
          example: "Bearer ACCESS_TOKEN"

  - resource_owner_password_credentials:
      usage: Resource Owner Password Credentials Grantでアクセス可能なAPIに指定する
      headers:
        Authorization:
          description: OAuth 2.0 アクセストークン [Resource Owner Password Credentials Grant](http://openid-foundation-japan.github.io/rfc6749.ja.html#grant-password)
          type: string
          required: true
          example: "Bearer ACCESS_TOKEN"

/users:
  displayName: ユーザー関連API
  post:
    is: [client_credentials]
    description: ユーザー登録
    body:
      application/x-www-form-urlencoded:
        formParameters:
          user[screen_name]:
            description: アカウント名(重複付加)
            required: true
            type: string
            example: yamada
          user[password]:
            description: パスワード
            required: true
            type: string
          user[password_confirmation]:
            description: パスワード確認
            required: true
            type: string
    responses:
      201:
        body:
          application/json:
            schema: User
            example: !include screiji/user.json
  /{user_id}:
    uriParameters:
      user_id:
        type: integer
    get:
      is: [client_credentials]
      description: ユーザー情報取得
      responses:
        200:
          body:
            application/json:
              schema: User
              example: !include screiji/user.json
    patch:
      is: [resource_owner_password_credentials]
      description: ユーザー情報更新
      body:
        application/x-www-form-urlencoded:
          formParameters:
            user[screen_name]:
              description: アカウント名(重複付加)
              required: false
              type: string
              example: yamada
      responses:
        200:
          body:
            application/json:
              schema: User
              example: !include screiji/user.json
    delete:
      is: [resource_owner_password_credentials]
      description: ユーザー削除
      responses:
        204:

schema: Userとかexample: !include screiji/user.jsonも手動で生成していて、app/resources/api/resources以下に存在するjson_worldで書いたクラスのJSON Schemaをファイルに書きだして、screijiでexampleのJSONをファイルに書き出すみたいなことをやった。

やってるrake task https://gist.github.com/gin0606/55bed5902fe820914c5b

更新忘れを防ぐためのテスト書いたりもしたけど、大分ダサい。

ドキュメント閲覧

module Api
  class DocController < ApplicationController
    def doc
      render html: raml2html, content_type: "text/html"
    end

    private
    def raml2html
      `#{Rails.root}/node_modules/raml2html/bin/raml2html -i #{Rails.root}/docs/api.raml`.html_safe
    end
  end
end

こんなようなことをしてる。

色々と手動でやっててダサいので、asset pipelineでerbなどでRAMLの元になるやつ書いて、その中でJSON Schema埋め込んで、HTML生成して描写するみたいなこと出来ればよかったんだけど、gemが無い&asset pipeline全く分からんという感じで諦めた。


そんな感じで、TL; DRに全て書いてあるから他に特に書くことに気付き、JSON Schemaで全て済ませましょうねって感じ。

社内の別プロジェクトではScalaやGoが使われているので、言語やFrameworkが変わってもそこら辺のノウハウが使えることを考えるとJSON Schemaが良いのかなと思う。

Rails以外だとJSON Schemaを上手いこと生成してくれるツールが有るのか分からないけど、無かったらjson_world使っても良いと思う。簡単なDSLJSON Schema生成出来るし、json吐き出せば各言語にValidatorあると思う。

gin0606/schaiJSON Schemaの面倒くさいの色々と省いて生成してくれる。RAML使って色々やったプロジェクトでやった限りでは使い物になるんだけど、対応してないJSON Schemaのキーワードとかも多いし、Ruby学習の一環で書いたのもあってコードの品質も糞低い。使い物になるようにするなら1から書き直したほうが良さそうという感じ。

gin0606/screijiは、JSON Schemaから雑にJSONの例示を生成してくれるやつで、これは自分で作ったけど普通に便利だと思う。このプロジェクトでもまだ使っているけど、Ruby学習の一環で書いたのもあってコードの品質が低い。

2016/02/16 14:56 追記

Qiita API v2のJSON Schemaを公開しました - Qiita Blog

最近iOSアプリ開発リハビリがてらQiitaTeam見るやつ作ってて、これさっき読んだけど、JSON Schema使う理由とかドキュメント云々とかはこれに書いてあるとおりだと思う。

r7kamuraくんが書いたJSON Schemaとか周辺の文章にも大分影響されている自覚はある。

近況

最近仕事がめちゃくちゃ暇で、色々と考えた結果考えがまとまらず将来に漠然とした不安を抱えつつある。

仕事がめちゃくちゃ暇なのは、色々な事情があり仕事しようと思えば仕事出来るんだけど如何せんやる気が無いのと、リリース済みの動いてるコードは必要が出るまで触りたくないというのと、やる気が無いので結果仕事が無いみたいな感じになってる。

所属しているのはソーシャルゲーム作りま〜っす的な会社なんだけど、前に転職未遂した時にゲーム作りたくないで〜っす的なことを言ったが慰留され、内定出たところの諸々の色々が色々で結果転職しなかったんだけど、ゲーム作る会社でゲーム作りたくないって感じなのでまぁ出来ることというか会社がやらせられることも限られて来るわけで、ここ半年くらいはRoRに初挑戦してスマホアプリのAPIを開発などしてた。

RoR凄くてRailsチュートリアル一通りやったらもう大体一通りの事は大体出来るようになるし、API開発程度なら色々と楽に実装が出来て凄いという感じだったけど、やってて全然楽しくねぇという感じがした。

たぶんサービス作るマンとか、色々と楽に実装して空いた時間で色々良くしてくみたいな感じのアレだとアレなんだろうけど、半年たってもアレをアレすることが出来ていない感じになっている。

API開発で一番興味ある部分がドキュメントの自動生成というかドキュメントと実装の乖離を無くすことで、ここ半年やってたプロジェクトでは色々と試せて良かった。

そこら辺の色々を書いてる途中で大分放置してるのを思い出したので仕事がめちゃくちゃ暇なうちに書いて公開したい。

色々と考えた結果考えがまとまらず将来に漠然とした不安を抱えつつあるんだけど、とりあえずこのままじゃいかんとは思っているが、以前まで働いていた動機が詳細端折るが死なないためという感じだったんだけど、意外と全然生きられてしまって、ゲームやアニメや未完の漫画などが増えてきて最近はなるべく長く行きたいが働きたくないという感じになりつつある。

現状だとiOS開発がやりたいが、現職でiOS開発出来る見込みは殆ど無く、以前はiOS開発しか出来ない状態だったけど今はRailsもまぁ触れるようになったし、iOS開発がしたいかって言われるとそうではないがRails使いたいかって言われると違い、僕が出来る全てやりたいという感じもありつつ働きたくないという感じになってる。というかRailsでチーム開発した結果あんま使いたくないんだけど、静的型付け言語でなんかちょうどいい感じの言語は無いんすかって思ってる。

先日また昇給して転職のタイミングを上手いことアレすることが出来ないし、転職するにしても現状の経歴だと何処にも引っかからんだろうみたいな感じがあり、打開策が見つからず将来に漠然とした不安を抱えつつある。

ゴキブリ食べた

f:id:gin0606:20160203025927j:plain

珍獣屋でゴキブリを食べた。

写真はゴキブリを食べた筆者近影で、初めてインカメラを使った自撮りをした。

f:id:gin0606:20160203025844j:plainf:id:gin0606:20160203025857j:plain

ゴキブリはこんな感じで出てくる。

ゴキブリの味は、川エビとか甘エビの唐揚げに似てて大分美味かった。

以前、行った人にクリーミーだったと聞いたので、それを期待してたんだけど、エビの唐揚げという感じでクリーミーさは感じなかった。季節によるのかもしれない。

f:id:gin0606:20160203025831j:plain

あとは蛇とか。

f:id:gin0606:20160203025909j:plain

これはなんだか忘れた。

f:id:gin0606:20160203025931j:plainf:id:gin0606:20160203025943j:plainf:id:gin0606:20160203025953j:plainf:id:gin0606:20160203030002j:plainf:id:gin0606:20160203030601j:plainf:id:gin0606:20160203030611j:plain

オオグソクムシとかあった。

グソクムシよりゴキブリのほうが美味しいので、珍獣屋に行って虫などを食べるならゴキブリは食べたほうが良いと思う。

僕がめちゃくちゃ行きたがってて、大学時代の横浜に住んでいる友人3人に付き合ってもらった。

f:id:gin0606:20160203030622j:plainf:id:gin0606:20160203030632j:plainf:id:gin0606:20160203030642j:plainf:id:gin0606:20160203030653j:plainf:id:gin0606:20160203030705j:plain

異物混入プリンというメニューがあって、これが一番反応がやばかった。

ゴキブリは僕を含めた3人が食べてて、1人は虫などに対して寛容な感じになりつつあったんだけど、これを見てから僕以外の全員がガチ目に引いてた。

異物混入プリンは僕一人でもりもり食べて、1人にあーんして一口だけ食べさせたけど精神的なダメージを大分負ってた。

異物混入プリンが来る少し前に、幼稚園時代にカタツムリを100匹くらい飼ってて、ある日突然父親に捨ててこいと言われて雨の日の公園で泣きながら一匹一匹あじさいの葉に乗せたという悲しいエピソードを話してたんだけど、そのエピソードもマイナスな印象を与えてしまった。

一緒に行った友人がまた一緒に普通の居酒屋に行ってくれることを願っている。

tabelog.com

梅酒半年経った

半年後の梅の季節にも何か漬けたい。

半年前のやつ

2015年振り返り

今年は割りと料理を作りまくった。

Ruby on Railsを業務で半年ほどやった。

正月当たりに書いた今年の抱負は一切達成しなかった。

LoL日本鯖来たらLoLやりまくるけど、それまではグラブルやってると思う。今はFallout4とグラブルやってる。

良いお年を〜

ラザニア

本当に美味かった。

↑このラザニアに書いてあるレシピ(?)

ラザニア茹でて、ホワイトソースとミートソースを同量くらい重ねてって、最後にチーズ乗っけて180度のオーブンで20分やった。

美味い。

ホワイトソース

前回ミートソース作った時もラザニア食べたんだけど、その時はミートソースだけで食べた。美味かった。

一般的なラザニアにはホワイトソースを入れるらしいので、今回はホワイトソースを作った。

ホワイトソースの作り方、いろいろ | 食育通信 online

レシピはこれ。

これのとおりにやっていけば良さそう。クッキーみたいな匂いしてきても、美味しいので問題ないみたいだった。

牛乳入れるの雑にやらなければ失敗しなそう。僕は終盤雑にやってしまってちょっと粉っぽい感じになったけど美味しかった。